showcase 01:スタートアップIT企業のブランド開発

株式会社 小池電算センター ロゴ
株式会社 小池電算センター ロゴマーク

Webシステム系のスタートアップIT企業 株式会社 小池電算センターさまからブランド開発を依頼されたのは、昨年の梅雨の季節でした。

まず、今回、初めて起業するという経営者の方から、事業の方向性やミッション、対外的にアピールしたいイメージなどをヒアリング。その中で、「ひと目見たら忘れられないような」というご要望がありました。

通常、企業ロゴのデザインは、経営者の方からのインタビューを元に経営理念や起業のミッション、事業目的から、イメージをかたちづくってゆきます。今回の場合は、上記に加え、堅いイメージよりも社名をあえて60〜70年代のIT企業っぽい意図的に「外した」ネーミングにしていることもあり、デザインにもネーミングを超えるユニークさ(独自性)を求められました。

当初のアイディアでは、取引先からの経営者の方のイメージが、藤子不二雄の小池さん(ラーメンをいつも食べてるあのヒトです)に似ているということから、魚介系のおしゃれなラーメン店のような方向性もあったのですが、社内検討の結果、何屋さんかわからない&はじけすぎということで見送られました。

株式会社 小池電算センター ロゴマーク 不採用案
株式会社 小池電算センター ロゴマーク 不採用案

そこで新たに出てきた方向性が、女性社員の意見も反映し、女性にも好感触のロゴマークを、というものでした。

女性を意識するということで、モチーフは花や動物なども考えられましたが、よりストレートに自社ならではのメッセージが伝わることを優先して、シンプルに小池の「小」の文字の形を基調に、コアラの顔のような愛らしさをスパイスしたキャッチーなシンボルマークをデザインしました。ロゴは既存フォントを微調整して制作しています。

合わせて、アプリケーション(営業ツール)として、名刺をご依頼いただきました。IT企業らしい先端技術イメージのものなど、ご提案いたしましたが、シンプルながらマークを大胆にトリミングしたインパクトと、表裏でデザインが違う意外性をもたせた案が、商談時の円滑な話題づくりに役立つという観点からご採用いただきました。

最後に、本案件では、制作物の仕上がりもさることながら、クライアントさまも自社の強みや対外イメージとは?といったブランドアイデンティティーを考える機会ができ、結果的により深く自社を知りアピールポイントを共有できたことこそが、その最大の成果だと私は考えています。

■ ESWに依頼してよかったこと
・弊社からお伝えした要望やイメージから、納得できるデザインを制作いただけた。
・デザイン案に悩んだ際は、親身に相談に乗っていただき、何度も再考をしていただけた。
・こちらからお伝えしたイメージ+αのご提案をいただけた。
・制作料金にも相談に乗っていただき、良心的な価格設定をしていただけた。

● 制作メモ
ご予算:20万円以内
制作期間:2ヶ月
ロゴマークデザイン:4案+7案
名刺デザイン:5案

株式会社 小池電算センター 名刺
株式会社 小池電算センター 名刺