ブランドってなにそれおいしいの?

ブランドってなにそれおいしいの?企業にとって一番大切なものは、言うまでもなくメーカーなら製品、IT企業ならサービスなど、メインとなる事業そのものです。

ブランディングとは、その企業や製品/サービスに、高い価値を与え、顧客には信頼感や安心感・期待感を与え、企業と顧客をつなぐきづなを作る作業を指します。

結果として、製品/サービスを気に入ってもらえれば、リピーターとなり、また他者へお勧めしたり(口コミ)と有能な営業マンともなりえます。これは、BtoCビジネスで顕著ですが、BtoBビジネスでもそこに人が介在する以上、同様の作用が働きます。BtoBtoCでは言うまでもありません。

また、それに加え、社外に対して「うちはこういう会社です」と宣言すること(ステートメント)は、同時に、社内の意識改革・士気の高揚にもつながり、組織の活性化を図ることもできます。

以上のように、ブランディング施策を行うことは、企業の伸びしろや利益率を多く勝ち取ることができる重要な戦略と言えます。

具体的には、ロゴマークの策定や企業活動のビジュアル/コミュニケーション面のルールの策定(Webサイト、アプリケーション(名刺、封筒など)、会社案内、製品カタログ、営業ツール)、昨今ではSNSの運用なども含まれます。

10年前と違い、企業と消費者の距離が近くなっている現代だからこそ、社会やステークホルダーへの貴社のステートメントが重要とされ、BtoC、BtoBに関わらず、企業姿勢や取り組みの見える化が重要となってきているのです。

ブランディングについては、これからロゴや営業ツールなど具体的に実例も踏まえ、掲載してゆきたいと思います。

「私のお気に入り」ポスター展に出展します

私のお気に入り展 作品昨年に引き続き、ランドリーグラフィックスギャラリー企画の「私のお気に入り」ポスター展に出展します。

ミュージカル映画のクラシック『サウンドオブミュージック』の挿入歌「私のお気に入り〜My Favorite Things」を題材に毎回、ミュージシャンとコラボレーションして、架空のレコードジャケット展とこれまた架空のライブコンサートのポスター展を開催します。「私のお気に入り」は、映画を観たことのない方もCM「そうだ、京都へ行こう」のBGMといえば、「ああ、あの曲」とお分かりになるのではないでしょうか?

そして今回のミュージシャンは、シンガーソングライターの小島麻由美さん。

個人的に`90年代のデビュー当時から、ずっと気になっていたアーティストで、今年40周年を迎えた大好きなバンド ムーンライダーズのシングル「ゲゲゲの女房」にフューチャリングされていたりして、その印象的なヴォーカルはずっと耳に残っていました。他にもCMなどでも活躍されている方なので、アルバムを聴いたことのない方も、一度は耳にされていると思います。

今回は、イラストレーターのナカライカオルさんとタッグを組んで、小島さんを意識しつつ、ちょっとファニーでガーリーな世界を目指しました。

会期は今週の月曜日から土曜日まで。
月曜日は18時からオープニングパーティーです。ぜひ、おいでください。

11.28[Mon] ⇒ 12.3[Sat] 13:00 ⇒ 20:00 最終日は17:00まで
ランドリーグラフィックスギャラリー
〒151-0051 東京都 渋谷区千駄ヶ谷1-11-3 メゾン中塚101
http://www.laundry-graphics.jp/gallery/exhibitions/161128.html

私のお気に入り展 フライヤー
私のお気に入り展 フライヤー

環境ポスター展 2016 に出展しました

環境ポスター展 ポスター
AD&D 吉﨑達夫 Art Work kunii

11/17(木)〜24(木)に、市ヶ谷 山脇ギャラリーで開催した「地球はともだち」環境ポスター展に出展しました。この展覧会は併催の2017 チャリティーカレンダー展から数えると今年で27年目になる歴史ある展覧会です。

今回はキャッチフレーズの「地球はともだち」についての素朴な疑問…人間は地球をこんなに変えてしまっているけど、地球や一緒に暮らす動物は人間のことを「ともだち」と思っているのかな?ということをコンセプトにアーティストのkunii氏にビジュアライズを依頼しました。

依頼を受けて、最初に考えたのはそのことでした。そこから反語的にキャッチコピーが生まれ、涙を流す目からは独りぼっちの人類の寂しさ、急激に変えられた環境で生きていかなかればならないこの星の生物の悲しさを表現しました。

結果として涙の中の地球の写真以外は、モノクロでコンセプトを見事に体現した力強いタッチでインパクトある世界観を構築できたと思います。

今回、環境というテーマで、実際のデザイン案件でもテーマにすることの多い題材でしたが、企業目線ではなく、個としての視線で見つめる時間が取れ、自分なりのステートメントを発表できたのは、有意義だったと思います。

歴史ある展覧会へお誘いいただいたアートディレクターの加藤栄一郎さん、主催の地球はともだち事務局/環境デザイン研究所の村上祥子さま、ありがとうございました。

ポスターの前で
ポスターの前でデザイナーの中津川さん、イラストレーターの酒井さんと。