『坪田譲治 にっぽんむかしばなし 絵本展』に参加中 会期わずか!

今回、装丁の展覧会に参加させていただいた。今年のまだ寒い春先から始まったプロジェクト。装丁の実績は企業のプロモーションツールとして作ることはあるけれど、書店置きするような作品は限られていた。

校正紙。出版の世界ではゲラと呼びます。

今回はブックデザイン(造本設計)の部分は、アートディレクターの中島慶章さんが設計し、デザイナーはコンテンツ部分に集中できるような環境を整えてくださいました。

タッグを組むイラストレーターは、くじ引きで決まったのですが、偶然にもgallery DAZZLEでご一緒した筧智子さんと2度目のお手合わせ。gallery DAZZLEの方はディレクションをきっちりとやった分、こちらは筧さんに伸び伸びと描いていただこうと思っていました。

11月に色校正が出て、クオリティーが高く、絵本としても楽しめるものとなったのでは、と思います。限定100部の絵本は会場内で販売しています。

会期が今日明日のみとなりましたが、ぜひ足をお運びください。


8回目の開催となるGALERIE Malleでの絵本展。
今年は「坪田譲治 にっぽんむかしばなし」として
10人の装画家が選んだ作品を、装丁家とそれぞれチームを組んで10冊の絵本に仕上げ、
その絵本とその原画を展示します。
絵本はギャラリー内で販売もいたします。
セットでお買い上げると、クリスマスプレゼントにも最適です。

2018年12月11日(火)〜12月23日(日)
12:00〜19:00(最終日は16:00まで)12月17日(月)休廊
オープニングパーティー 12月11日(火)18:00〜

以下が絵本10作品です。

・ネズミのすもう(絵:いちかわかおり /装丁:唐澤亜紀)
・灰坊ものがたり(絵:太田裕子 / 装丁:阿部美樹子)
・サル正宗(絵:shizuka / 装丁:菅沼 画)
・タニシ長者(絵:筧 智子 / 装丁:吉﨑達夫)
・わらしべ長者(絵:CANOO / 装丁:松岡史恵)
・姉と弟(絵:長田結花 / 装丁:菊池千賀子)
・ウグイスのほけきょう(絵:柴田優子 / 装丁:宮川和夫)
・フクロウの染物屋(絵:清水あかね / 装丁:市川晋二)
・キツネとクマのはなし(絵:長尾昌枝 / 装丁:清原一隆)
・一寸法師(絵:小川ナオ / 装丁:丸尾靖子)

絵本は、作品として販売いたします。
【限定100部 エディションナンバー入り】です。

アート・ディレクション&本表紙デザイン:中島慶章

企画:GALERIE Malle 木川志津子
https://galeriemalle.jp/archives/6861

協力:関西美術印刷株式会社
   株式会社 竹尾

各作品は、新潮文庫『坪田譲治著 日本むかしばなし集(一)〜(三)』を底本として、同名作品を本にしたものです。