映画『地上の星―二宮金次郎伝』のWebプロモーションに携わって

エストレージャス_ワークスでは昨年より、五十嵐匠監督の映画『地上の星―二宮金次郎伝』のWebまわりのプロモーションに携わっています。

映画自体は4月いっぱいで撮影が完了し、荒編集のオールラッシュ(スタッフ向け試写)を6月に実施、完成へ向けて着実に進んでいます。キャストも金次郎役の主演・合田雅吏さんに加え、妻・なみ役の田中美里さん、小田原藩藩主役の榎木孝明さん、そして柳沢慎吾さん、田中泯さんと言う錚々たる顔ぶれに、若手芸人のカミナリが参加。

オフィシャルサイト。デザインはエストレージャス_ワークス。ビジュアルイラストは加藤英一郎さん

この映画が通常の映画とは違うのは、題材となった二宮金次郎の精神を映画製作というフォーマットでも実行していることにあります。かつては必ずと言っていいほど、小学校の校庭にあった二宮金次郎像。幼少期の勤勉さを推奨するアイコンとして広く知られていますが、大人になってからの金次郎をよく知る方はあまりいないのではないでしょうか?私自身、二宮尊徳と名前が変わって、幕府に貢献したというぐらいの認識しか持ち得ていませんでした。

本映画に携わることになり、数々の監督の言葉に加え、台本はもとより昨年秋には小田原市尊徳記念館に足を運び、色々と学ばせていただきました。そこでの二宮金次郎像は、常識と戦い常に人は如何によりよく生くべきか、と自問自答し、自ら土にまみれ、その処方を掴み広く人に知らしめた実践者の姿でした。監督の言葉を借りるなら、それは江戸時代の封建制度や既存の常識にとらわれない「革命家」としての金次郎です。

小田原市尊徳記念館に隣接する二宮尊徳生家 外観

金次郎の唱えた「報徳」という経済と道徳を結ぶ思想、その「至誠・勤労・分度・推譲」のプロセスや実践法の「仕法」などは、今でも経営者をはじめ、多くのフォロワーの方がいることでも、その考え方は現代にも生きる普遍的なものだったのだと思います。

二宮尊徳生家 内観

その金次郎の教えのひとつに、「積小為大」という「小さな事を積み重ねて大きな事を成す」と言う考え方があります。この映画では、市民の皆さんの募金=金次郎サポーターとクラウドファンディングを実施して、まさにその教えを映画自体が実施すると言う、大きな試みをチャレンジしています。

歴史の中の金次郎の功績と映画の中で生きている「生」の金次郎。両者をうまくハイブリッドさせて、大きな試みとともに現代の方に体験を通して金次郎を感じてもらえればと思っています。

*クラウドファンディングは、7月12日木曜日の23:59分まで実施しています。資金の使用目的は製作と上映までの資金となります。金次郎の映画を観てみたいという方、今の日本に欠けているものを探している方は、以下のリンクから、ぜひ五十嵐監督の熱い想いに触れてください。

 

▼ 映画『地上の星―二宮金次郎伝』クラウドファンディングサイト
https://a-port.asahi.com/projects/HoshiMovie/

▼ 映画『地上の星―二宮金次郎伝』オフィシャルサイト
http://hoshi-movie.com

▼ 映画『地上の星―二宮金次郎伝』公式Facebookページ
https://www.facebook.com/HoshiMovie/

▼ 映画『地上の星―二宮金次郎伝』公式Twitter
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▼ 映画『地上の星―二宮金次郎伝』公式Instagram
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